国内裁判例レポート 2023年 第33号 2023.11.22 「簡易蝶ネクタイ」事件 (知財高判令和2年3月19日 令和元年(行ケ)第10097号) (1)審決取消訴訟において、進歩性の判断の誤りが争点となった事例。 (2)裁判所は、引用発明1と甲4発明とは、発明の課題や作用・機能が大きく異なるから、甲4に記載された構成の一部のみを取り出し、これを引用発明1の一部の形状として採用することは、当業者が容易に想到できたものであるとは認め難く、むしろ阻害要因があるといえると判断した(特許庁の審決を取消)。 « 前へ一覧へ 次へ » 国内裁判例・審決例レポートアーカイブ 202520242023