国内裁判例・審決例レポート 2024年 第17号 2024.09.10 「防眩フィルム」事件 (知財高判令和5年11月30日 令和4年(行ケ)第10109号) (1) 審決取消訴訟において、明確性要件、サポート要件、実施可能要件に関する判断の誤りが争点となった事例(本稿では、実施可能要件に関する判断のみ検討する。)。 (2) 裁判所は、複数の実施形態に係る記載その他の本件明細書の記載を併せ考えれば、実施可能要件を満たすとして、実施可能要件違反とした特許庁における取消決定の判断を覆した。 « 前へ一覧へ 次へ » 国内裁判例・審決例レポートアーカイブ 202520242023