国内裁判例・審決例レポート

国内裁判例・審決例
レポートアーカイブ

国内裁判例・審決例レポート 2026年 第6号

「DPPIVインヒビターの使用」事件
(知財高判令和8年2月9日 令和7年(行ケ)第10054号)

 

概要
(1)審決取消訴訟において、進歩性の判断の誤りが争点となった事例。
(2)裁判所は、薬事承認が下りていない事実は特許法上の「技術常識」の認定とは無関係であり、また、臨床試験による一般的な最適化の手法を用いて特定の用量を導き出すことは当業者の通常の創作能力の範囲内であるとして、本件発明の進歩性を否定した(特許庁審決を維持)。

国内裁判例レポート 2023年 第26号

「エルデカルシトール前腕部骨折抑制医薬用途発明」事件
(知財高判令和4年12月13日 令和3年(行ケ)第10066号)
(知財高判令和4年12月13日 令和4年(ネ)第10065号)
(1)審決取消訴訟、特許権侵害差止等請求控訴事件において、医薬用途発明の新規性が争点となった事例。
(2)「技術常識」に基づく当業者の認識によれば各相違点は実質的な相違点とはいえないとして、新規性を否定した(特許庁審決の判断を支持)(控訴人の請求を棄却)。